新潟県立自然科学館 NIIGATA SCIENCE MUSEUM新潟県立自然科学館 NIIGATA SCIENCE MUSEUM

文字サイズ

背景色の変更

メニュー

お知らせ

2025/5/3 展示「NIIGATA TECHNO CUBE」第10期スタート!(5月3日~)

「ニイガタテクノキューブ」は、新潟県内で製造されている優れた製品に焦点をあて、製造工程や製造技術などを紹介し、ものづくりについて見て、触れて、感じてもらうコーナーです。

10期目となる今年度のテーマは『SDGs』と新潟の『ものづくり』
持続可能なより良い社会の実現に向け、自社の培ってきた技術を活かしながら「SDGs」に関係したものづくりに取り組む県内企業を紹介します。

「NIIGATA TECHNO CUBE」第10期 概要
■展示期間: 2025年5月~2026年3月
■展示場所: 生活の科学 3階 MAPで確認
昨年度の様子
■出展協力企業: 株式会社オリエンタル
株式会社SANKA
ユニトライク株式会社

『SDGs』と新潟の『ものづくり』

2015年9月、持続可能な開発目標「SDGs」は国連で採択されました。
SDGsは「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。
社会、経済、環境の面から2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットが設定されており、目標達成のために各国政府、地方自治体、企業等の取り組みだけでなく、私たち一人ひとりの行動が求められているものです。
「SDGs」の達成年限まで残すところ、あと5年。
今期のNIIGATA TECHNO CUBEでは、持続可能なよりよい社会を実現するための「SDGs」に関係した製品を開発・製造する県内企業を紹介します。

01_ SDGsと竹_株式会社オリエンタル

竹イメージ画像
日本人にとって竹は身近な資源であり、古くから竹材や食用として利用してきました。成長速度の早さや、伐採しても植林の必要がなく早期に再生できることから、近年は持続可能な資源として再注目されています。
株式会社オリエンタルは、孟宗竹(モウソウチク)を原料とした竹集成材「NEO WOOD」を製品化。NEO WOODは建築資材をはじめ、家具、食器など、様々な用途で利用可能です。ここでは、古くなったスチールデスクをNEO WOODと塗装により再生させた「リバイバルデスク」を展示します。

02_SDGsとごみ問題_株式会社SANKA

生ごみは家庭から排出される燃やすごみの中で、最も多く割合を占めています。生ごみの約8割は水分といわれており、私たちが生ごみに含まれる水分を少なくすることで、ごみ全体量の削減だけでなく、ごみの運搬や焼却時のエネルギー削減、二酸化炭素排出量の削減につなげることができます。
株式会社SANKAで製造・販売している「温風乾燥式生ごみ処理機 エコカリス」は、家庭で排出された生ごみを温風で乾燥させ、野菜ごみであれば約9割も重量を削減することができます。乾燥させた生ごみは、堆肥化すれば資源の循環にもつながります。

03_SDGsと水資源_ユニトライク株式会社

ヤシガラに棲む微生物の分解作用を利用した水再生浄水器「バイオランドリー」
日本は年間降水量が多いものの、1人あたりが利用できる水の量は世界平均以下と言われています。加えて、洪水や渇水、水質汚染など、水に関する問題は今後さらに深刻化すると考えられており、持続可能な水利用の維持は大きな課題となっています。
ユニトライク株式会社では、水再生浄水器「ユニット型ウォーターチェンジャー® バイオランドリー」を製造、販売しています。ヤシガラに棲む微生物の分解作用を用いた「生物処理(バイオ処理)方式」によって水を浄化しており、非常時には雨水、川の水なども浄化が可能です。水を繰り返し使えるため、貴重な水資源の有効活用につなげることができます。